ソーシャルレンディングの高利周りの秘密をお伝えします

ソーシャルレンディングの高利回りの秘密は、銀行が貸し出さない相手に貸し出しているからです。銀行が貸し出さない相手はどんな相手なのか、そんな相手に貸し出して安全なのか…その理由を教えます。
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銀行が融資できない…だけども安全な借り手に融資する
ソーシャルレンディングが高利回りを取れる理由は、銀行などが貸したがらない相手に融資しているからです。
もちろん借り手側企業の安全性というのは大前提で貸し出しは行っていますが、どういった借り手がソーシャルレンディングに頼るのでしょうか。
短期の融資
1つ目の理由は短期の融資です。ソーシャルレンディングの案件は大半が1年以内の融資期間、長くても2年程度短いものでは1月間の期間の案件もあります。
これだけ期間が短いと銀行もなかなか貸したがりませんし、また手数料などで利率以上に借り手が損をする可能性もあります。ソーシャルレンディングで融資を受けるのは、借り手にとっても理にかなった行為です。
社歴の浅い会社
会社が銀行で融資を受けるには最低でも直近3期分の決算書が要求されます。…ということは社歴が3年に満たない会社は銀行融資の門前払いになってしまうということです。
しっかりとした安心できる担保不動産を持っていても、銀行からお金が借りれない層は一定数存在します。
担保が無い融資
業績は順調にいっている、成功できる見込みもあるので工場を拡張したい…だけども担保として差し出せる物が無い。こういった企業への融資は銀行は嫌がります。
どれだけ信頼度があったとしても、何かあったときの担保が無ければ銀行はお金を貸したがりません。ソーシャルレンディングでの事業性資金融資が、こういった場合ファイナンスの隙間を埋める存在になります。
担保がなくても、約束手形受け入れなどで融資を行っている案件はよくあります。
担保が不動産担保以外の担保の融資
担保と言っても何でもいいわけではありません。というよりも銀行は不動産担保以外を担保として取るのを嫌がります。担保が自社の商品しかない、売掛債権しかない…こういった非不動産担保を担保にして融資をするのがソーシャルレンディングです。
仮に融資先が何かあったとしても、その担保を現金化できるノウハウを持っているので安心して融資ができるのです。
お金を借りにくい属性の企業
職に貴賤はありませんが、お金を借りやすい業種と借りにくい業種は存在します。借りにくい業種の代表例がアミューズメント業…平たく言うとパチンコ屋さんです。
クラウドリースなんかはこの手の借り手が多いです。担保として入れ替え予定のパチンコ台を担保として融資を行ったりしています。
ファイナンスの隙間は確実にあります
かつて商工ローンなどが担っていた中小企業への融資を肩代わりする存在がソーシャルレンディング…そう言えるのかも知れません。
ここで取り上げたのは一部の例です。バブルの痛手に懲りて、極端に融資に慎重になっているのが日本の銀行です。銀行が羮に懲りて膾を吹いている…その隙間を埋めているのがソーシャルレンディングなのであり、それにより高利回りを維持しているのです。